ハワイやフラダンスの花というと、レイを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は造花でレイを作るようになって、編みやすい花やレイに向いてる花を見つけました。
今日はそんな花を紹介しますので、造花でレイを作る時の参考にしてもらえたら嬉しいです。

レイには、愛情・感謝・歓迎の意味がある

そもそもレイってどんな意味があるのか調べてみました。
レイはハワイ語で『Lei』と表記します。
Lei(レイ)は花や葉、羽や貝などを使って作る装飾品を指すそうです。
レイには、愛情・感謝・歓迎・絆などの意味があり、レイを送る場面で思い当たる方もいるのではないでしょうか。
私も、ハワイで宿泊するホテルへ行った時に、レイを首にかけていただき出迎えてもらいました。
凄く嬉しかったことを覚えています。
またハワイでは昔から、魔除けとしても使われていたそう。
様々な意味を持つレイは、ハワイの人々の生活に長年寄り添ってきた大切なものなのです。
レイを造花で作ることのメリットとデメリット

ハワイでのレイを想像すると、摘んできた花々を使ったレイを思い浮かべる方が多いかなと思います。
でも、造花を糸に通して作られた簡単なレイも販売されていて、造花がたくさん使われているのが今の現状です。
私はアーティフィシャルフラワー(造花)を扱うようになって、まるで生花で作ったようなレイを造花で作りたいと思うようになりました。
とりあえずやってみようと思い、造花で作ってみたらメリットとデメリットがわかりました。
レイを造花で作るメリット
⚫︎ 花弁、茎の破損がない
⚫︎ 枯れないので急いで作らなくて良い
⚫︎ 作ったあとに形が崩れない
レイを造花で作るデメリット
⚫︎ 茎がツルツルしていて抜けやすい
⚫︎ 茎が短い物はワイヤリングが必要
⚫︎ 首に付けた時にチクチクと感じることがある
実際作ってみて、造花のデメリットの点を改善すれば良いものが出来上がることがよくわかりました。
造花のレイ作り トモブルームおすすめ花材5選
レイ作りに使える、おすすめの造花を5つ紹介します。
①ハイドレンジア(あじさい)

造花のアジサイは枝分かれしていて、ひと塊りでボリュームのある花なのでレイに入れるとふんわりとするのでおすすめです。
しかも、ワイヤリングをしなくても細かく切った状態のまま使用できます。
色のバリエーションが多いのでどんな花にも合う色を探せる。
②スイトピー

1輪ずつに分けて、茎が短いときはワイヤリングをして使う。
アジサイ同様、ふんわりとした印象で優しい色合いのレイを作るのにおすすめです。
③ブーゲンビリア

1輪ずつ分けて使える。
これも茎が短い場合はワイヤリングして使う。
造花は白・淡いピンク・濃いピンク・オレンジなどの色が販売されていて他の花との相性が良いです。
④ルシアファレノ

これは東京堂さんで販売されている花材です。
他メーカーでも販売されている小さなランも使えますが、ルシアファレノは色の種類も多く素材がしっかりしていて扱いやすいです。
⑤レザーファーンブッシュ

こちらも東京堂さんで販売されている葉ものです。
これがおすすめな点は手で触るとわかるのですが凄く柔らかくてチクチクしないのです。
レイを作る時、花を安定させる意味でも葉ものを入れることをおすすめします。
以上が私のおすすめ花材ですが、とくに⑤のレザーファーンブッシュは私が必ずと言っていいほど使う葉ものです。
首につけた時にチクチクするのが造花の大きなデメリットだと思うので、必ず使う花材は手で触ってみて、凄く硬いものは使わないようにしています。
あと、実物を入れるのもオススメです。
レイのアクセントになり可愛らしくなりますよ。
まとめ

販売されている造花のレイを見た時に、原色の凄く派手なレイで正直なんか可愛くないな〜と思ってしまいました。
恐らくそれはハワイから輸入されたものだと思いますが造花の質もあまり良いものではなくて、いつか自分で作りたいと思っていました。
生花でもレイを作ったことはありますが、造花で作ってみるとワイヤリングなどの下準備で手間はかかりますが、生花に比べて扱いが楽だしずっと綺麗なままなのが良い点です。
折れないし枯れないし。
編み途中で放置しても弱らないし。
そして色のバリエーションも多く選ぶのもとても楽しいなと思います。
そして壁にかければリースのようにずっと飾って置けるので、プレゼントにも最適だと思います。
ぜひ皆さんも、レイをプレゼントしたり作ってみたりしてはいかがですか?
プレゼント用、レイのレッスンなど、どちらもトモブルームでご要望に応じますのでお気軽にご相談ください。