12月のマンスリーレッスンは、ハワイアンボタニカルクロックのアレンジレッスンを開催しました。
時計を作るアレンジは私自身も初めてで、準備や工程に少し悩む場面もありましたが、完成した生徒さんの作品は素晴らしく、「時計」という枠を超えたアート作品に仕上がりました。
今回は、その様子をレポートとしてまとめます。
山ごけに苦戦…でも仕上がりは抜群

今回のアレンジは、コルクボードに時計キットを取り付け、周囲の余白にお花を自由にアレンジするデザイン。
お花を引き立てるため、土台には山ごけとアイスランドモスを使い、グリーンの背景を作りました。
実は山ごけを使うのは私も初めて。
パサパサしていてポロポロ落ちやすく、想像以上に扱いが難しい素材でした。
山ごけをきれいにつけるコツ
- 少量ずつ、丸めながら塊でつける
- 厚く盛らず、薄く平面的に配置する
最初は手にも付くし落ちるしで苦戦しましたが、生徒さんも徐々にコツをつかみ、しっかりと固定することができました。
らん2輪で「12と6」を表現

今回の生徒さんのアレンジポイントは、蘭を2輪使って時計の「12」と「6」を表現したこと。
一見すると数字には見えませんが、そこがまさにアート作品のようで、とても素敵な仕上がりでした。
このハワイアンボタニカルクロックの魅力は、
- いかにも「時計」という印象にならない
- 壁面アートのように飾れる
カラーも、白とグリーンを基調にし、どんなインテリアや家具にもなじみやすい配色にしました。
お部屋に自然と溶け込む形で、長く楽しんでいただけたら嬉しいです。
私の反省点と学び
今回のレッスンでは、いくつか反省点もありました。
時計キットの取り付けについて

このアレンジは、「お花をアレンジ → 時計キットを取り付け」という順番ですが、私が取り付け方法を少し勘違いしてしまいました。
ただ、時計としての動作には問題がなく、生徒さんからも「このままで大丈夫ですよ」と優しいお言葉をいただき、そのまま使用していただくことに。
一度取り付けると外しにくいキットだったため、無理に外してアレンジを崩すよりも、この判断で良かったと思っています。
改めて、生徒さんの優しさに感謝です。
持ち帰り用の箱について

もう一つの反省点は、お持ち帰り用の箱を用意しなかったこと。
緩衝材に包んでお渡ししましたが、「針が少し曲がってしまった」というご連絡をいただきました。
やはり時計作品は、箱に入れて持ち帰っていただく配慮が必要でした。
この反省は、今後のレッスンに必ず活かしていきます。
実用的で世界にひとつのフラワーアレンジ

トモブルームのレッスンでは、ハワイアンにプラスして
- 実用的なアイテムにお花をアレンジする
- 季節感を大切にしたフラワーデザイン
をテーマにレッスンを行っています。
今回の壁に掛けられるハワイアンボタニカルクロックも、ご自身で作るからこそ完成する、世界にひとつだけの作品です。
これからも、ハワイや自然を感じられるアレンジ、日常に取り入れやすいレッスンをたくさんご提案していきたいと思っています。
今後のレッスンも、ぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。



